ゼットンになり損ねた怪獣!? マーゴドンについて
寒い日が続きますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
この季節は布団から寝起きに布団から出るのが辛く、毎朝ギリギリまで寝てしまいます。
今回はそんな季節にぴったり(?)な、冷凍怪獣マーゴドンを紹介します。
昭和シリーズの最期を飾った怪獣なのですが、ウルトラ戦士と戦っていないことや
ネタとしか思えないタイトルのせいか、強さや知名度がいまいち評価されていません。
そこで本当は強くてすごいマーゴドンの魅力を、今回お伝えできればと思います。
1、プロフィール
画像元:マーゴドン ウルトラ怪獣ガレージキット:KOJIKADO
名前:マーゴドン
種別:冷凍怪獣
身長:70m
体重:3万3千t
能力:熱エネルギーを吸収する
2、能力・特徴
ウルトラマン80最終話『あっ!キリンも象も氷になった!!』に登場した宇宙怪獣
背面に翼の生えた白いマンモスのような姿をしています。
優しいイメージのあるゾウさんのよう外見からは、あまり凶悪さを感じられませんが、
ニュージェネラスボスのマガタノオロチやウーラーのように
自身の力で惑星規模で被害を出すことのできる強豪怪獣の一角です。
その能力は、“熱エネルギーを吸収する”というもの。
一瞬で1つの町を凍らせるほど広い範囲に影響を与え、
最終的には、星のエネルギー全てを奪ってしまいます。
熱を奪われた全ての物を凍り付き、崩れやすくさせ、
光線やミサイルなどの攻撃は全て吸収してしまう、
まさに、最強の矛と盾を持った怪獣と言えるでしょう。
冷気が弱点のウルトラ戦士との戦闘ではその特性から
完封してしまえるほどのスペックを秘めています。
(漫画版ですが、実際にレオ兄弟と80を凍り付けにしています)
3、強さについて
マーゴドンはその能力から、ウルトラ戦士との戦いを有利に運べます
(光線も熱エネルギーをなので、全て吸収されるのです)。
似たような特性を持つウーラーと比較した場合、
熱エネルギーだけでなく、なんでも食べて吸収するウーラーの方が強さは上に思われます。
実際に、ウーラーはウルトラマンタイガを倒しています。
しかし、光線技無効のほかに、寒さに弱いウルトラ戦士の弱点をつけます。
このように、マーゴドンは対ウルトラ戦士であれば、その能力をより発揮できる怪獣だと考えられます。
画像元:http://blog.livedoor.jp/maskedriderspirits/archives/cat_50032159.html?p=2
戦ったらこんなふうになりそう
また、初登場以降は宇宙人に操られることが多く、
制御の利かないウーラーよりも扱いやすいようです。
このように、平成ラスボス怪獣にも引けを取らないスペックを持ち、
漫画版とはいえウルトラ戦士を複数倒した実績を持つ怪獣なので、
今後のシリーズで再登場して、存分に活躍をしてほしいものですね。
4、ゼットンになり損ねた理由や最終回について
画像元:https://p-bandai.jp/item/item-1000113782/
・最終回に登場する
・人類の手で倒される
・戦った後ウルトラマンが地球を離れる
などゼットンと共通する部分の多いマーゴドンですが、
それほど大きなインパクトを残していません。
地球人に倒されたことは同じでも、ウルトラマンと戦ったかどうかが
視聴者に与える印象を変えてしまっていると考えられます。
また、同じく地球人に倒されたキングジョーのように、
・前後編(マーゴドン登場回も元々はその予定だった)
・ウルトラマンが倒せないところを地球人が倒す
であればまた違ったのかもしれません。
しかしながら、もう地球人だけで戦っていけることを示そうとする
オオヤマキャップの決意や、激しい使命を終えて、地球最後の日を満喫している80など
感動的であたたかな気持ちを抱くことのできるドラマに仕上がっています。
今までのシリーズとは少し違いますが、
個人的に最終回としては印象に残るものになっていると思います。
5、その後の活躍
シリーズ本編での活躍はありませんが、
・ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦 戦え!ウルトラ兄弟(※漫画作品)
・蒼い瞳の少女は灰色と名乗った(つるちゃんが主人公の小説、↓リンクに収録)
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にて、宇宙人に操られて登場します。
確かに強力ですが、こんなに危険極まりない怪獣を近くに置くのは怖そうですね。
もしかすると、戦闘がないときは生きた冷蔵庫として便利な家電扱いを受けているのかも(笑)
いかがでしたか
マーゴドンのイメージが白いゾウさん、弱そう、タイトルがネタというものから
ウルトラマンを倒す力を持った強敵に変わったかと思います。
隠れた強豪怪獣として、頭の片隅にとどめてあげてください。
また、今回の記事を書く上で最終回を見たのですが
オオヤマキャップの決意と80の地球との別れに感動してしまいました。
気になった方は、ぜひ視聴してみてください。
それでは、今回はこのあたりで
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